清水区元城町邸

鉄部塗装とベランダ床の塗装

外部の鉄部と屋上とベランダ床の塗り替え工事です。作業するにあたり昇降用のはしごの設置を考えました、不可能な場合は屋内階段を使用させていただきますが今回の工事は期間が長く、毎日何度も塗料を持っての移動になりますので外部からはしごにて昇降、作業をしました。鉄部は塗膜の剥離が多くあり、下地の赤さびなどケレン清掃作業の重要性を求められます、近隣も近く、電動工具を使用したいのですが3階建てなので風向きに注意しての作業になります。雨の飛散防止メッシュシートを簡易的に設置して、高圧洗浄作業によりある程度のケレン剥離作業を施工しました。

鉄部のケレン清掃作業

駐車場の天井（デッキプレート）を長年蓄積したほこりと大きな剥離部分を取り除くために高圧洗浄作業を施工しましたが大失敗でした。夕飯時に（19時ころ）電話がありました、家じゅうが停電ですとお客様から、ほろ酔い気分から一気に顔が青ざめました、すぐに夫婦で向かってブレーカーを復旧したら蛍光灯が点灯したので安心しました、どこからか水が回っての停電です、漏電ブレーカーの復旧レバーの操作が少し難しく一回下げてから上げる動作をするみたいです。今回のような半室内の高圧洗浄作業は電気まわりは避けて洗浄作業を致します。取り切れない部分は手作業によるケレン清掃作業、電動ジスクサンダーを利用して塗装前下地処理を行います。（ちなみにお客様は長女が幼稚園時代からのお付き合いで今でも母親女性２人でランチや日帰りバス旅行などのお付き合いしているお友達になります。）

鉄部の塗装　下塗り

長年、複数回の塗り替え塗膜を剥離したりの下地処理の後、鉄部の下塗り（さび止め）を施工します。けれん後に雨が降ると生鉄部分から表面錆が発生するので週刊天気予報を参考にして素早く下塗りを塗ります間に合わない場合は錆の発生部分、生鉄部分のみ拾いさび止め（タッチアップ塗装）をしておきます。仕上がりの色により錆止めも赤さび、白さびを使い分けます。手すりなど茶色になるところは赤さび、デッキプレートは白系の仕上がりになりますので白さびを使用します。

鉄部の上塗り

基本的に上塗り塗装は２回塗りになります、ハケ塗りの長所として塗膜の厚さが確保できること、擦りながらしごくことで密着性が良いなどがあります、ただし近年の速乾型の塗料でもそれ以上の厚みや塗装たまり、垂れ部分では縮れやツヤムラが発生してやがては塗膜の剥離現象が生じるので、良くはけを動かして適度に塗料シンナーで希釈、天気や温度、下地の様子で仕上げます。

床の塗装

経年劣化による色あせしたシート防水を塗装にすることにより防水層を保護しながら水はけも良く、色も遮熱効果の高いライトグレー色に塗り替えます。外壁と違いフッ素樹脂塗料とかはありませんが、シート防水に適した専用の塗料を使用します、上塗り、下塗り共に水性塗料ですが２液混合形の塗料なので可使時間（塗料の使用可能な時間）がありますので、大量に作らずに面積と時間を考えて作業をします、特に上塗りは可使時間が９０分（真夏３５℃以上なら３０分）くらいで使い切ることなど注意が必要になります。実際お昼休みの間、昼寝をしているうちに反応してしまい４㎏くらいの塗料を粗末にしてしまいました。

駐車場の鉄骨、デッキプレート塗装