伊藤塗装|静岡市清水区の塗装店

駿河区曲金邸

はじめに

2012年6月に塗り替えを施工した再塗装になります、13年目となり経年劣化による色あせなど塗り替えの時期になりました、工事引き渡し後お約束通り、奇数年には多少の時期はずれ込みましたが無料点検をしてきた結果による信用と考えると継続することは大変なことですがこれからも続けていきたいと思います。
工事施工前
工事施工前

足場の組み立て

駐車場は乗用車2台分あり普通に足場組立をすると夜に車が入らなくなるので、車幅を考えて2台分を確保する足場組立を施工します。東面(玄関左側)南面(真裏)は境界線から約0.5m西面(玄関右側)は約0.6mになります、24cm巾足場板を使用しての作業床を確保するには限界の巾になります、初回の塗り替えでは足場工事は外注にしたのですがその時は極細タイプの約12cm巾で組み立てたことを覚えています、都市部、街中の隣接した住宅は隣地との巾が0.5mくらいで以前は0.3m巾という現場もありました、2度目の塗り替え13年前の工事でも現場に入れば大体は覚えているものですね。
足場の組み立て北面施工中
足場の組み立て北面施工中
足場の組み立て西面施工中
足場の組み立て南西面施工中

足場の組み立て2日目とメッシュシート養生

足場組立工事の2日目になります、昨日で外壁面は大体の形は出来上がった状態ですので、作業性を考えての屋根塗装作業のための3段目の作業床を設置していきます、2人作業だと上に行くほど作業性、上下作業により能率は下がりますが午前中でメッシュシート施工後、ブルーシート養生、洗浄設備の段取りまで済ませて午後から屋根外壁ほかの水道水による高圧洗浄をを施工します。
足場屋さんによってはこちらから指示をしないと3段目は作らず転落防止の手すりを2段取り付けての形になりますが、この3段目足場を取り付けることかかりますがにより組立手間はかかりますが塗装の姿勢が半身でなく正面で塗ることが出来るので塗りむら、塗り残しもなく、仕上がりも良く安全に作業が出来ます。
車が真下にあるので先にメッシュシート施工しての部材の落下防止
屋根塗装用の歩行用足場板設置
屋根塗装用の歩行用足場板設置
足場組立、メッシュシート施工後

高圧洗浄作業

隣接している住宅の高圧洗浄は当日雨ならご近所にも洗浄水の飛散などで迷惑もかけることも少なくなりますが、晴れの日はとても気を使います、塗装工事のクレームの発生の中で一番多いのはこの作業になるので万全を期しての作業になります、10m×10mのブルーシートを使いますが風が吹くとかなりの風圧力がかかりますので今回もブルーシート側を先行して洗浄しました、案の定ですが作業が終わりに近づくころには風も強くなりました。
洗浄前のブルーシート養生
屋根の高圧洗浄作業
外壁ほかの洗浄作業
駐車場などの洗浄作業

塗装前工事

西面のコーキングが経年劣化しているので撤去、打ち替えを施工します。カッターナイフを利用して撤去する場合もありますが、最近はインパクトドライバーを使用して専用のドリルで劣化した既存のコーキングを撤去していきます、あまり力を入れすぎると背面の2面接着用ワーキングジョイントのシールを傷めてしまうので力加減をします。床面に布シート養生をしたり、窓、エクステリアなどにもビニール養生をします。
既存コーキング撤去作業施工中
コーキング主剤打ち込み施工中
ならし作業施工中
破風板コーキング施工後

屋根塗装 下塗り作業

今回は下地の経年劣化ぐあいにより、アステックペイントのサーモテックシーラーを使用してみました、現場によりますが下地の状態により単なる下塗りとするシーラーとか、高圧洗浄をすると塗装が剥離して下地が露出した場合のフィラー処理、チョーキングがひどく高圧洗浄でほとんど塗装塗膜が無くなり、スレート下地が露出する場合などはシーラーで吸い込み止め兼用の下塗り前の捨て塗り作業が必要になります。その後フィラー処理をしての下塗りとなりますが、今回は上塗りを遮熱塗料を使用しますのでそれに適した下塗りの選択となりました、初めて使う塗料ですが塗料の粘度や隠ぺい性などは問題はなく乾燥後の光沢はとてもよく下塗りとは思えないほどの仕上がりになりました、この上にあと2回上塗りをしますが良い仕上がりに期待いたします。
下塗り塗料 アステックサーモテックシーラー
下塗り施工中
下塗り施工後
下塗り施工後

屋根の上塗り

下地が完成したら次は上塗り1回目を施工します。1回目は下塗りのグレー色から上塗りの茶色に変換しながら上塗り2回目の仕上がりを考えて塗装用語でこみを調整しながら均一に塗装します。上塗り1回目の仕上げとして塗装すると上手くいきますが、もう一度塗るから少しくらいの塗り残しがあってもよいの気持ちで作業すると不思議なもので上塗り2回目も仕上がりはよくありません、下塗りからの継続した下地調整が塗料本来の性能、耐久性を発揮することが塗装に求められているものになります。
屋根上塗り塗料(2回塗り)アステックスーパーシャネツサーモ
上塗り1回目施工中
上塗り1回目施工後
上塗り2回目施工後

外壁塗装 下塗り

外壁は主にチョーキングの発生による経年劣化、色あせがありますので今回は下塗りは水性のシーラーで吸い込み止めを兼ねた塗装を施工します。写真でも見て分かりますがシーラー処理でクリアー色になります。濡れ色を確認吸い込みを見ながら塗ること、透明色なので劣化していない面は注意して塗らないとどこを塗っているのか分からなくなります。
外壁には必ずと言っていいほどシリコンコーキングが使用されています、塗装する人間にとってこれは天敵になります、設備機器やエクステリアには安価で水をはじくこの材料を使い、電話線の引き込み部分や、ガスの設備、エアコンダクトの取り付け部分などの穴埋めやエクステリアの壁接合部などあり、そのまま塗っても塗装がはじき色が付かないし、古いほこりが付着したシリコンコーキングの上に塗ってもあとで剥離してのクレームの発生になりますのでシリコンコーキング用プライマーを塗布しての下地処理を施工します。
外壁 下塗り(シーラー)
ペインター20(シリコンコーキング用プライマー)
下塗り施工中
下塗り施工中

外壁の上塗り

既存外壁色に近似しているアステックペイントのモカ/8088をお客さまに選択して頂きました、見本板をみて即イメージも出来た赤みのかかった良い色です。塗料は乾燥後に色がのぼる(色が濃くなること)性質を利用して上塗りを2回、重ね塗りをしていきます。フッ素樹脂塗料は高額な塗料になります、メーカー参考ですが耐用年数16年から20年になりますので、直射日光などの保管、塗料の希釈率、ハケ塗り、ローラー塗りの塗装法などを意識して施工します。
上塗り1回目施工中
上塗り2回目施工中
上塗り2回目施工中

付帯部分の塗装

付帯部分の塗装の仕上げに入ります、、光沢は良いか、表面の模様、はけ目は整っているかなど施工する人の経験により仕上げが完成したのかを判断しての作業になります、外壁が仕上がっているので気を付けて汚さないように致します。
破風板、軒樋の仕上げ塗装
雨戸板、戸袋の上塗り1回目施工中
シャッターボックスの上塗り1回目施工中
竪樋上塗り2回目施工中

破風板板金工事

定期的に点検をしていても足場を組み立てて、高圧洗浄作業まで施工しなければ発見できなかった、破風板の劣化状態を板金加工により修繕工事施工しました。屋根の板金が寸法不足なのか雨水が破風板の裏に回っての裏面からの湿気、蓄熱による水蒸気膨れが表面に発生しての塗装の剥離が破風板の劣化になりました。屋根のトタン部分の内側に加工した板金を差し込み雨水が侵入しないような破風板板金巻き工事を施工しました。
傷んだ部分は塗装では次の塗り替えまでの年数を考えて風当たりなどの強い部分は板金工事で安心です。
施工前
施工前
板金加工施工後
板金加工施工後

足場の解体

工事も足場解体を迎え最終段階に入ります、ここで大切なことは決して慌てないこと、安全を確保、第一に考えて行動をします、この工事が確率的に災害が一番高く危険な作業なのです、解体人と手元で綿密なな打ち合わせをして手順通りに施工致します。今回も解体中の中で1階の屋根の上塗り2回目を塗装して足あとの無い仕上がりになりました。
足場解体施工中
足場解体施工中
足場解体施工中
足場解体施工後

終わりに

破風板の劣化は見積もりでは予測できずにご予算もかかりましたことお詫びいたします。新築工事の工務店様にも迅速な対応(点検と軒裏修繕)に感謝いたしております、20年以上経過しても責任のある対応は見事なものです。今後とも今まで通り定期的に点検を致しますのでよろしくお願いいたします。

お客様の声

不満どころか、家の問題箇所(塗装以外の)まで見つけてもらい対応いただきました。感謝の言葉以外ありません。仕方のないことですが、工事車両駐車のため、我が家の自家用車を移動する場所を確保するのに苦労しました。

お問い合わせ

伊藤塗装|静岡市清水区の塗装店
静岡県静岡市清水区梅ケ谷204-15
電話:090-7041-3579
電話でのお問い合わせは9:00~18:00
PAGE TOP