水洗い
この作業工程は雨降りの日が最適になりますが、なかなか都合よく当日雨の日はありません、ちなみに静岡市の年間降水日数は約93日(グーグルAIによる)だそうです、年間降水量は多いみたいなので、降るときにはまとめて降る感じですね。両隣はマンション、南面はマンションの駐輪場になりますので風向きによる洗浄水の飛散の可能性がありますので念のためブルーシート10m×10mのを西面と南面、東面の駐輪場にも5.4m×3.6mを張りました、ブルーシートの10m物は畳むのも大変ですが風当たりも強くパタパタあおられるので優先的にその面を洗浄して洗い終えたら、すぐさま取り外します。
鉄部の下塗り
外壁の下塗り
木目調、軒裏の塗装
破風板、軒裏鼻先の塗装
今回の一番苦労した部分になります。軒裏と同じく木目を生かしたクリアー仕上げを考えていましたが破風板コーキング施工するにテープ養生はがす時に劣化部分が浮いて剥がれてしまいましたのでパテ処理を施工塗りつぶし仕上げになりましたが、木目シートの経年劣化による剥離の問題、心配により破風板部分の木目シートをはがすことになりました。木目シートをクリアー仕上げの考え方や外注コーキング工事の施工など気持ちの落ち込みもありましたが、剝がすことによる今後の自然剥離の心配事もなくなります。剥がした後は吸い込み止め、下地の調整のためにフィラー処理2回塗り後、フッソ樹脂塗料上塗り2回りを施工、仕上げになりました。住友林業の建物になりますが最近ではこの木目シートは取り扱いしていないようです、当時の建物の流行や住友林業のこだわりがこの破風板や軒裏になるようですが陽当たり部分には耐用年数を考えると無理があると感じました。
外壁の上塗り1回目
今回は期待耐用年数20年以上の無機塗料を施工します。この塗料は無機成分が約60%含有しています、塗料の耐久性や特性を決める重要な要素として「無機成分」が注目されます。無機塗料では、セラミックやケイ素などの無機物を主成分として配合し、紫外線による劣化がないため半永久的な耐久性が期待されます。100%無機成分なら耐候性は最高によいのですが塗料としての性質では60%含有が限界みたいです、無機成分が数パーセント含有していても無機塗料として販売しているメーカーもありますので、アステックペイントの無機ハイブリッドウォールは高耐久無機塗料としておすすめできる製品です。
外壁の上塗り2回目
付帯物の塗装
担当者より
現場により毎回違いますが、順風満帆の仕事ばかりではありません。今回は様々な問題をクリアしながら工事完了に至りました。上手くいくとき、いかない時はあり、ストレスもありますが長年の経験により上手くいく方法、工法を考え遠回りをしても最終的に自分自身が納得できる仕事ができたことに一安心です。取引先、お客様の柔軟なご理解に感謝いたします、ありがとうございました。